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第3章 サロン五十嵐

「わあ、こんな部屋が社長の自宅の隣にあるんですね」
ドラマで見る会議室みたいな大きなテーブルに数台のパソコン、壁の棚にはネット関係の専門書とビジネス書が並んでいる。
「隣にこんな部屋を作っちゃうなんて、社長って仕事熱心なんですね」
「あはは、もう・・・亜美ちゃん素直すぎ・・・」
なぜか麗が笑う。
「この部屋は単なるアリバイ用よ、ほんとのサロン五十嵐はこっちの部屋」
廊下に戻り、麗が一番右のドアを開ける。