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第6章 淫らな診察

「触診しますね」
冷静な顔を保ったままゲストが亜美の乳房に手のひらを当て、感触を確かめるように押していく。
時々ウンウンと小さく頷く芝居も入れながら、触診していく。
まさか、こんな感じの医療ドラマごっこがずっと続くんじゃあ・・・。
亜美がそんな心配をしていると、その直後にいきなりプレイの展開が変わり、サロン五十嵐らしいプレイに突入する。
「乳がんは大丈夫ですけど、ちょっと気になることがあるので、違う触診もしてみますね・・・一条さん、手袋を頂戴」
「はい、先生、どうぞ」
麗がゲストに手袋を渡す。
医療ドラマの手術シーンでよく見る薄いゴム手袋ではなく、なぜか表面が滑り止めのイボイボ加工されている手袋だ。