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第33章 choice B あの日の事

「初めまして、都築です。今日は呼んで貰ってありがとうございます。営業の方のお話聞けるの御社のビジネス知れて有難いなって思ったんで、遠慮なくお邪魔させて貰います。」

そういって笑った彼は紛れもなく、啓介さんで、私の頭の中は！？！？！？で一杯。

だけど、対照的に彼は、まったく動じてないし、そもそも、初めましてって言ってたし…もしかして、私の事覚えてないのかな。

あの日も会った日にすぐそういう関係になった訳だし、私以外にも同じような相手が沢山いるのかも。そう思うと、私の動揺も少しだけ落ち着いた。

「揃ったとこで、もっかい乾杯しますか。それでは、改めて、かんぱーい。」

そうして6つのグラスが合わさると、簡単な自己紹介へとその場は移っていった。