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大人遊び
第9章 はじめて知る彼
「ごめん・・・今日は止められない。」

そういって、そのまま私をソファへ倒すと、彼の唇が耳元へと滑る。

「文、好きだ。もっとちゃんと伝えれば良かった。好きだよ。」

彼の舌が耳へと差し込まれ、厭らしく舐めまわされたかと思うと、そこを離れた温かい唇が今度は、首筋を捉え、吸い付くようにしながら下から上へと舐め上げる。

「ひゃ・・・/// 悠くん、くすぐったいよ。」

首への愛撫が続く中、彼の大きな手が何か確認するかのように、私のソコへと触れた。彼を求める私の気持ちとは違って、乾いたままのソコ。昨日は大丈夫だったのにどうして・・・?落ち込む私がいた。

「俺のせいだ。ごめん、わかってたんだ。・・・都合の良いこと言ってるのはわかってる。だけど、少しずつでいいから、また、俺を受け入れて欲しい。俺から離れて行くなよ。」

彼がまっすぐに私を見て、そして濡れた温かい唇が再度、私の唇を奪う。

彼のせいなんて思った事はなかった。だけど、言いようのない不安を感じる事があって、それが全部溶けていくように私の目からは涙が溢れて止まらなかった。

「・・・今日はお前を気持ち良くさせたい。文、抱いてもいいか?」

付き合って2年、だけど、こんなに私を求めてくれる、愛してくれる彼の顔をはじめて知った。
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