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第1章 序章

友人に初体験がカーセックスのバックだったと言っても、大抵の奴が嘘だ！ていう。そんなどっかのＡＶみたいな状況になるわけないじゃん。って誰も信じてくれない。
でも、年上の慣れた童貞キラーだったのか、その通り間違いがないのだ。

冬の寒い夜１０：５０にバイト先の７－１１に彼女が来た。ダウンにスキニージーンズ姿で現れた。目線を合わせて笑顔で追った。
バイトは１１時に上がりで、この後、お話をしたいと彼女から言われた。別に特別な日ではなかったけど。
先週、３歳年上の２３歳の彼女のアパートに上がらせて貰った。少し散らかっていて、寒かったのでこたつに入っていると、ベランダから洗濯ものを取り込んで彼女が入ってきて、傍らに洗濯物を置いて、彼女が後ろから僕に抱き着いてきた。
えっ？と思った。でも、僕が嫌がって振りほどくと、微笑をしながらコーヒーを入れてくれて、それだけで終わった。
家に帰ってから、あれは、ＯＫのサインじゃん。何してんだよ。