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第13章 対立

　言い聞かせるように言えば、意外にもサンスンは素直に頷いた。




―姉ちゃん、身なりも良くて別嬪だなぁ、さぞかし良家の奥さまなんだろ。おいらたちは、見てのとおり、一日中、ろくすっぽ食べるものもない日があるんだぜ。おいらの父ちゃんは朝から晩まで働き通しに働いているのにさ。お腹が空いたら、ムシャクシャして腹が立って、何かにぶつけたいときもあるんだ！　姉ちゃんには、そんな気持ちは判らねえだろ。