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第6章 愛は憎しみを越えて

　父親同士が因縁を持った我が身とチェスンが事件から十一年後に出会い、更にその十一年後にまた出逢った。そして、自分はチェスンに恋をしている。父親同士の因縁だけでも凄まじいのに、その上、チェスンが同性であると知りながらも、胸に燃えるこの恋の焔は消せない。






　すべてを知った今も、自分はこんなにも彼(チェスン)を求めている。