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扉の向こう
第1章 通勤
満員の通勤電車の中、香菜はイライラしていた。 「いい加減早朝に突然起こされてHさせられる気持ちも分かって欲しいわ。しかも自分が満足したらもう終わり、私に何の得が有るわけ?私はこれからって時に終わっちゃうし。」
そんな事を考えていると、タイトスカート越しにサラッと何かがふれる感覚がした。さっき迄のイライラがさーっと引いていく。
「もしかして痴漢?」
こんな状況だし気のせいだろうと流していると、今度はそっとふれてきた。痴漢かもしれないと思った香菜は、降りる駅までの時間を流れる景色で判断する。あと10分位だ。怖くて固まってしまう香菜。香菜は体の芯に残る愛液を恨んだ。周りに助けを求めたいが声に出せない。次はお尻に手の甲の感触が伝わる。抵抗する勇気をみせられないでいると、とうとう痴漢は手の甲をお尻に置いてしまった。勇気を振り絞って、香菜は置かれた手をはがす為、体の位置をできるだけずらした。手はお尻から太ももの横にずれた。手は香菜から離れた。
「もう来ないで。」
と願っていたが、次は先ほどの太もも近くに嫌な手の感触がした。
「最低。」
と香菜がつぶやいたが、頭の中では降りるまでの時間、我慢する、しない、助けを呼べる、呼べない、がぐるぐる回っていた。明らかに固まってしまっていた。それを見抜いているかいないか痴漢は手の甲でゆっくりと弧を描きながら太ももの感触を確かめている。手の動きが止まったと思ったら手の甲を返し、手のひらで太ももを優しく撫で出した。しばらく太ももを撫でた後、ゆっくりと手がお尻に近づいて行く。香菜は怖くて何もできずにいた。そしてとうとう手はまたお尻に戻って来てしまった、しかも手のひらで。手はゆっくりと優しく、円を描きながら、小さめで形の良いお尻の形や感触を確かめている。しばらくその動きが続いた。香菜は目を閉じて、ただ時間が少しでも早く過ぎるのを祈っていた。すると突然手のひらがお尻の割れ目に中指を添えるようにして止まった、そしてナメクジのようなスピードの縦への動きに変わり、体の中心部に近づく。香菜は恐怖の中、必死でお尻に力を入れて、少しでも指を中に近づけまいと抵抗した。
どのくらい時間がたったのだろうか、いつ香菜が降りる駅の車内アナウンスがあったのだろうか、電車が減速してゆく。そして停車すると扉が開く。香菜は川に流される葉っぱのように、
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