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扉の向こう
第12章 チャンス
ほんの少しだけ秋の気配を感じるようになってきた土曜日の夕方、僚太はまだ暑いなと思いつつ、車を運転している。楽しかったお出かけの帰りだ。後部座席のチャイルドシートはいつものお友だちが乗っておらず、少し寂しそうだ。そして、いつもは空席の助手席には、明日まで「母親」休業予定の香菜が座っている。
「香菜、望海は大丈夫かな?しっかり泊まれるかな?お父さん、お母さんに迷惑じゃないかな?」
「わかんないけど、させてみれば良いと思うよ。泣きながら『お泊まりする』って言って聞かないし、見送りの時には、おばあちゃんに抱っこされながら嬉しそうにバイバイしてたし。うちの両親も『いざとなったら送るから安心しろ』って嬉しそうに言ってたし。うちの両親にとっても、子供達が結婚して出ていってから少し寂しくなっただろうから、かわいい孫のお泊まりは喜んでいるみたいだったよ。」

「望海も大きくなったな。子供の成長ってすごい。いつの間にか大きくなってる。これでお泊まりができればまた大きな一歩だね…ま、望海のいない夜はすごく寂しく感じると思うけど。」

「確かに寂しいし、私も心配だけど、たまには二人っきりってのも良いんじゃない?……

ねえ…

デートしよっか…
楽しもうよ。晩御飯はどうする?」


「そうだな、せっかくだからどこかで食べて帰ろうか。香菜は何が良い?俺は何でもいいよ。」
「じゃあ、ずっと前に行ったイタリア料理屋がいい。今日はお酒は飲めないけど。」
「あの店ね、いいね。あそこ今じゃ近所の有名店になってて、結構客が多いんだよ。ちょっと待つかもしれないけどいいかな?」
「いいよ、行こう!」
久しぶりのデートに二人の雰囲気は少しだけ独身の頃を取り戻しつつあった。

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