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扉の向こう
第13章 解放
香菜と僚太の舌が絡み合っている。
久しぶりの濃密な口づけ。
まるで舌と舌がお互いの欲望、感情をさらけ出している。
(ヤバい。止められない。)
酔いのせいか、僚太の自制心は香菜に沸き立たされた性欲に、脆くも崩れ流されていた。
香菜はゆっくりと唇を離すと、僚太の耳に軽くキスをする。
僚太の耳から香菜の熱い吐息が入ってくる。
「・・・・・・舌を出して・・っ」
甘いささやき
無力に舌を出す僚太
香菜はその舌を包み込むと、吸い込みもっと出すように促す。
一旦離れると
精一杯につき出された舌を少しずつ唇で弄ぶ
舌先も使いゆっくりと丁寧に
再び舌を包み込む
力が入ってくる僚太の舌
その力強さをもっと感じたい香菜は、舌を吸い上げながら、出したり入れたりを繰り返す。
(舌がセックスしてるみたいだ。香菜が俺を求めてる。こんなにいやらしい香菜は初めてだ。)
再び目覚めてきた雄の本能か
女体の柔らかさ、しなやかさを求めてさ迷い出す僚太の手。
(何をしたら僚ちゃんがもっと興奮するかな?早く私を襲って犯して)
僚太の『雄の本能』を求めて全身で包み込む香菜。
二人の手はお互いの素肌の温もりを求めて、シャツの下から手を既に潜り込ませている。
僚太の
久しぶりの力強く硬い背中
首筋の筋肉の張り
男くさい匂い
香菜は、身体の芯から沸き立ってくる欲求を止められない。
僚太に触れている全てを使って愛撫する。
背中を撫で始めた僚太の手の動きが大きくなっていく。
香菜の上着が邪魔になってきた僚太は手荒く脱がしにかかる。
容易く脱がされた香菜が今度は僚太の上着を脱がした。
僚太は上着を脱ぐと、喉の渇きを潤すかのように香菜の首筋にしゃぶりつく。
香菜は顎を上げ僚太を受け入れる。
(僚ちゃんが私を求めてくれてる。私を食べそうな勢いでむしゃぶりついてくる。)
香菜の手はまるで赤子をなだめるかの如く優しく頭や背中を撫でている。
僚太は少しずつ下に移動していく。
性感帯の愛撫への期待が、香菜の中心からねっとりとした液体となって溢れてくる。
香菜の心と身体を飲み込んで行く快楽。
そこには、快楽を甘受しつつも、一方ではまだ冷静さを失ってない、以前より大人の女に近づいた香菜がいた。
まだ二人の夜は始まったばかりだ。







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