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第12章 イヤなのっ！

・・・・・・・・。



2人が駅まで手を繋いで歩いているの～・・・見たんですよ。

お似合いですよねー・・・格好いいし、星野さんは綺麗だし！！




って・・・・。


な・・・・。


なーーーんだ。


やっぱ、宮君・・・・。


好きな人って・・・。


星野さんだったんじゃ・・・ん。



どっかに穴が開いたようにスースーする気がして・・・でも何処か胸の奥が痛くて・・・・。



その後向坂さんがずっと喋っていたけど・・・・。



耳に入らない。



向坂さんは会場の方を見て、



「あ！！！もう直ぐゲーム始まる！！！茂木ちゃん担当じゃないの？？？(笑)」



・・・・・・・・・。



私はポケットに入れてたゲーム進行の紙を出し・・・向坂さんに握らせ・・・・。



「ご・・・ごめんなさい！！私急に気持ち悪くなっちゃって・・・・吐きそうなんです・・・」



吐きそうじゃないけどある意味吐きそう。



「えっ・・・大丈夫ッ？？？？・・・・向こうで休んでるッ？？？？」



ごめんなさい。


向坂さん。


・・・・・・・。