この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蝶々と甘い蜜。
第7章 歯車が狂うとき
別れるも何も……三島の愛する人が戻ってきたなら、身を引くしかない。目の前にいる結衣さんのことが、奥様のことが、三島は好きなのだから。


「私は……もう、三島さんに会うつもりはありません。」


「よかった。さすが、あの人は話が分かる人を選んだのね。」


「あの……」


「何?」


「三島さん、ずっとあなたのことを待っていました。あなたがいなくなって10年はずっと1人で……そのあとの10年だって指輪をつけたまま、あなたが帰ってくるのをずっと待っていました。三島さんのことが好きだから、戻ってきたんですよね…?」


こんな質問を奥様にするのはおかしいのは分かっている。だけど、さっきから奥様と話をしているとどうしても、三島のことを愛している感じが伝わってこない。


「……いいえ。愛してなんかないわ、最初から。」


「最初から…?」


「結婚したのだって、お金目的だったから。」
/213ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ