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蝶々と甘い蜜。
第1章 甘い蜜が欲しい蝶々
「はっ、あっ…んっ、もう、あっ……っ…」



子宮がギュッと締め付けられて
彼の指の動きに集中していると
脚先まで力が自然と入っていく。



「イク時はちゃんと言って。ほらっ……」



「イクっ……あっ、あんっ、ああぁぁッ!!」



“ボタボタボタッ……”



彼の腕を伝って
布団や彼の太ももを濡らしてしまった。
申し訳なさの気持ちがありつつも
あまりの気持ち良さであまりよく考えることができない。


目の前にいる彼の腕に
どさくさにまぎれて抱きついてみた。


彼もそんな私を受け入れてくれて
腰に腕をからめてきてくれる。



私は彼とずっと
こうやって抱きしめて眠りたい。
だけど、彼の左手の薬指の指輪がそんなことは許してくれない。
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