この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
不器用な夫
第5章 愛人



僕は公平から逃げなければと公平から後退る。


「坊っちゃまは最後まで…、致せましたか?」


僕が逃げるのをわかってて公平が僕の方へと距離を詰めて来る。


「僕は…。」


背中に壁が当たる。

僕はハコを感じさせただけだ。

その僕を更に壁に押し付けるようにした公平が僕の膝と膝の間に自分の脚を差し込んだ。


「坊っちゃまはまだのようですね…。」


公平の手が僕の顎を持ち上げる。


「公平…、やめっ…!?」


やめろと命令を下すはずの僕の口を公平の唇が塞いでしまう。

ああ…、もう無理だ…。

諦めに似た感情のまま公平のキスを受け入れる。

お互いに慣れたキスで舌と舌を絡ませながらお互いの感じる部分を舌先でまさぐる。

公平が僕の舌の裏を…。

僕は公平の上顎を…。

くすぐるように舐め合い口端から唾液が流れ落ちるほどの激しいキスを繰り返す。

僕の口から流れた涎を公平が指先で拭いとる。


「悪い子だな…。」


公平がそう言う。

指先に付いた涎を僕の首筋で拭うように公平が指を這わせて来る。


「公平…、やだよ…。」

「して欲しくて呼んだくせに…。」


荒々しく公平が僕のシャツを脱がせて来る。


「そんなつもりじゃ…。」

「そんなつもりはなくても国松家の男はそういうものでしょう。」


公平の手が肌蹴た貧弱な胸板を撫でて来る。


「あんっ…。」


ハコが上げたような淫らな声を上げてしまう。

ハコを愛撫した時には感じなかった興奮をひたすら公平から感じる。

これが国松家の男だ。

別にゲイという訳じゃない。

寧ろバイセクシャルに近いと思う。


/416ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ