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僕のパンスト・エンジェル
第4章 天使の罠
麻美子は急いで事務所に向かった。
そしてプールを貸し切りたい旨、責任者に申し出た。


「あの、急で申し訳ないんですけど、
もうすぐアマチュア・スイム大会が
あるんです。それで今日は最後の追い込みで
調整のトレーニングをしたいんです、
集中したいので貸し切らせていただけませんか?
1時くらいまでで結構ですので・・・」



「そう、神崎さんにはいつもキッズ・スイミング
の指導とか、いろいろ甘えさせてもらっちゃってる
からねぇ、丁度プールの利用者も今、居ない事だし
うん、いいですよ」



責任者は快く受け入れてくれた。



「ありがとうございます!照明や、ボイラー
も私がしっかり管理しますので、あの・・・
誰もインストラクターの方は必要ありませんので」



「はっはっはっ、相変わらず一生懸命だね
わかった全て君に任せるよ」


うまくいった!あとは彼が現れるのを待つだけだ・・・






照明が・・・落ちてる・・・真っ暗や・・・

「ですよねー、そんな都合良い事無いですよねー」

俺の声だけがむなしく響く

「はは・・とにかく照明をつけないと・・・」

俺はバックヤードにいき配電盤を探した

「なんて日だ・・・温水にでも浸かって
酔いを醒ましたらさっさと帰ろう、えっと
プールの電気のスイッチは・・・ここか」

「ガチャ!」

屋内プール全体が照明に照らし出される。

「24時間営業ってのは何だったんだよ、ったく」

あ~いい湯だなっと、まぁ風呂もサウナもこの
施設にはあるんだけどな、来たからには、一応
プールに入っておかないとなー」
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