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Aさん ~私を淫らにする人~
第11章 見られている

それからフッとまるで失っていた意識を取り戻すかのように目覚めた時、辺りはシーンとした静寂に包まれていた。
何時だろう?
豆球のボンヤリした灯りに照らされた部屋の中は暗く、あれからさして時間は過ぎていないように感じた。
と、そんな事を思っていた時に耳に“ジーッ”と今までこの部屋で聴いたことのない異音がしていることに気が付いた。
どこ?それこそジッとしながら、多少の不安に駆られてその発信場所を探ればその音は私の後ろ側から来ており、振り返ってみれば黒く光るカメラのレンズと目が合った。
音はそこから出ている、小さな電子音で、動いている、とそれでAさんに見られていると直感した。
何時だろう?
豆球のボンヤリした灯りに照らされた部屋の中は暗く、あれからさして時間は過ぎていないように感じた。
と、そんな事を思っていた時に耳に“ジーッ”と今までこの部屋で聴いたことのない異音がしていることに気が付いた。
どこ?それこそジッとしながら、多少の不安に駆られてその発信場所を探ればその音は私の後ろ側から来ており、振り返ってみれば黒く光るカメラのレンズと目が合った。
音はそこから出ている、小さな電子音で、動いている、とそれでAさんに見られていると直感した。

