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奴隷オークション
第2章 落札
尚のオークションはかなり盛り上がっているようだった。
2日目には大台の100万を超え尚が見るたびに金額が上がっていく。
そして250万まで上がるとピタッと上がらなくなった。
オークション6日目に担当と言っていた渡辺から携帯に電話がはいる。
「高橋様。こんにちは。」
「どうも。この前は色々お世話になりました。」
「オークション盛り上がっているようで良かったですね。」
「はい。ありがとうございます。」
「今日ご連絡したのは明日オークションが終了して明後日には落札者様から代金の支払いと高橋様の身柄引き渡しを行う予定となります。高橋様には明後日午前10時にこの前来て頂いたビルに来て頂きたいのですが、よろしいでしょうか?」
私はドクンと胸が脈打つのを感じた。
身柄引き渡し。
ドキドキの瞬間だ。
「はい。大丈夫です。」
「落札者様によるのですが引き渡しが終了するとそのまま初調教となることが多いです。
明後日と明々後日は時間を空けて頂きたいのですがよろしいですか?」
「はい。」私は既に緊張し始めた。
「実は高橋様に最高額をつけている方は私のご主人様なんです。」
「えっ。」私は驚いた。
「私のご主人様はオークションを主催するグループの一人で私はご主人様の指示でアシスタントをさせられているんです。」
「そうなんですね。」
「ご主人様に高橋様を私が責めてみたいとつい言ってしまったらご主人様がその気になってしまって。」
「渡辺さんは私を責めてみたいんですね。」私は更にドキドキしてきた。
「写真を撮った時のことが忘れられなくて。今度はもっとちゃんと拘束して連続イキさせてみたいと思ってしまって。高橋様が中イキ始めてだったとおっしゃるから。」
「渡辺さんMなんですよね?」
「そうなんですが。不思議です。ご主人様は私が高橋様を責めているところを見てみたいとおっしゃってかなり真剣に落札を目指しています。こんなに高額になるとは思っていなかったようです。」
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