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MILK&honey
第3章 なんで俺は君がこんなに好きなんだ
「あー……るりちゃーん……」

 今日は巧が居ないので、朔の部屋で仕事の打ち合わせをしていた。

 俺達は朔の差し金で、全員同じマンションに住んでいる。
 入り口にコンシェルジュが居る様な高級マンションで、最初から防音完備なところに、更に防音設備を入れている。俺と利人はふらふらしてるから、打ち合わせやなんかは巧か朔のどっちかの家ですることが多い。

 現在の俺のお仕事は、巧と朔、利人が組んでるバンドのボーカルだ。
 巧と朔は、高校の同級生。後から入った利人は、年下なのに態度がデカくて生意気な奴だ。
 三人ともイケメンでモテる。俺だけ微妙に浮いている……楽器も出来ないし、譜面も読めないし。
 同級生って言っても、元々仲が良かった訳じゃない。成績優勝眉目秀麗な奴らと違って俺は底辺に近い所に居たのに、文化祭のコンテストの為のバンドに誘われて、いつの間にかデビューして稼げる様になり、そのままずるずる今日に至っている。

 そんなんだから、存在理由が分からなすぎて、時々辞めたくなっている。
 ボーカルなんてやりたい奴はいくらでも居るだろ、もっと良い奴が居るんじゃねーの。普通の男に戻って、実家で静かに暮らしたい。

 ……なんて思う暇も、この前の出会いからは、無くなった。
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