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MILK&honey
第22章 いつ、どこで、どんな風に出会っても、

 レースで覆われた胸を、両手で包む。
 一方の柔らかさを味わいながら、もう片方は尖って引っかかりやすくなったおっぱいの先を、爪でかりかり引っ掻いてやる。

「……ここ、すげー固くなってんね?」

「ぁん……だっ……触る、からぁ……あ!」

 こんなにきゅんきゅんにしてる癖に人のせいにするなんざ、いけねーおっぱいだねー?
 指でぴんと弾くと、切なげな吐息と共に、おっぱいがぷるんと震えた。

「……触んの、止める?」

「止めてなんて、言ってないもんっ……」

「触るから固くなっちゃうー、ってゆーからさー」

 拗ねた振りでくにくに弄ると、るりちゃんは途切れ途切れに言った。

「…………止めちゃ、だめっ……触ると、おっぱい、大きくなるって……」

「……へっ?」


「ヒメが、言ったの……触られて気持ち良いのが、一番早くおっぱいおっきくなるんだよ、って……」

 姫ちゃん……君、なんっって事を……

「……るりっ……気持ち、いいの……?」

「んっ……いいのぉっ……やめちゃやだぁ……もっと、さわって……」

 ……………………鼻血……っ!!!!

 姫ちゃん……!!
 んな事言ってくれやがって、ありがとう……!!!!
 間接的に、ありがとう、朔……!!

 もっと、って頼まれたなら、仕方ねー。
 お願いは、聞いてあげねーと。

 俺はるりちゃんの背中に手を回して、苦しそうなホックをぷちんと外してあげた。
 
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