この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
MILK&honey
第8章 「ご飯と、かーさんと、物真似と」

「……なんなら俺の事は、もう一人のお母さんとでも思っ……」


 え?

 ……おかあさん??

 確かに、世話焼きとか似てるとこあるなーっては、思ってたけど……。


「『ごめんなさーい!間違っちゃった!』」

 え。

「『お母さんは、無いわよねーえ!お兄さんて、言おうとしたの!』」

 え、え!?


 似てるっ……!!!!
 分かる!!
 お兄ちゃんの先輩の、部長さん……はしもとさん!!

 そのあと光さんは、お兄ちゃんの真似までしてくれた。
 それもっ……似てた……!

 光さんって、物真似業界の人なんだ!
 だから、紫のブラとか、豆色のジャージとか、いちいち面白いんだ……!

 それで、光さんが、おかあさんと思って!って言ったから、かーさんって呼ばせて貰うことになった。
 ひかるさんって、よびにくいし。
 

   *


 その日、家に帰ってから「松森光 物真似」って、検索してみた。
 結果は、「0件」……ぜんっぜん、ヒットしない……。
 
 かーさん。あんなに上手で面白いのに、売れてないんだ……。

 イベントとかテレビとかで応援したいって思ったんだけど、売れてなさ過ぎると、出演情報を聞かれるだけでも、嫌かも……。
 ちょっとでも有名になったら聞くことにするね、かーさん……。


 それ以来、こっそり「松森光 物真似」で検索をかけるのが、私の毎日の日課になった。

 
/325ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ