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少女は愛を歌う
第2章 奪われた身体
中村「おはよぉ、聖羅ちゃん!あのね、ちょっと来て欲しいんだけど?」
『いいよ』
朝、校門には聖羅を待つ光希の姿があった。
聖羅は返事をすると光希に腕を掴まれトイレへと向かう。
『どうしたの、こんなところで?」
中村「いや…ちょっとねぇ」
光希はスマホのある画像を聖羅に見せた。
『………え?』
中村「学校でこんな事しちゃって、ダメだよ?」
スマホの中には聖羅と堀切先生が写っていた。
中村「学校でキスとか…それに先生となんて…恥ずかしいと思わないの?」
『それは、先生がゴミを取ってくれて…』
中村「でも画像にはキスの写真よ?それにこの写真ばらまいたら…ねぇ?」
『何で…』
中村「何でって…アンタムカつくのよ、ちょっと可愛いからって調子に乗って…私の方が可愛いのに、学校の注目はアンタなの。私の中学での理想のチヤホヤされる生活がもうズタボロよ!」
理不尽にもほどがある、しかし光希の目は獲物を見るようで怖かった。
確かに光希は聖羅とは正反対の派手系の可愛さがある。
運動も勉強も出来るが聖羅ほどではなかった。
要するに嫉妬なのだろう。
中村「だから、この写真ばら撒かれたくなかったら、言う事聞いてね?」
『………何をすればいいの』
中村「そーだな、じゃあ変態な聖羅ちゃんには、下着着けないで授業出てよ」
『………っ、そんな…こんなにスカート短いしシャツも薄いのに…』
中村「じゃあばらまいてもいいの?」
『……っ分かった、』
聖羅は恐る恐る下着に手をかけた。
パシャ
『なっ……!やめて消して!』
中村「ダメよ、ほら早く脱いで」
聖羅は言われるがまま下着を脱いだ。
『………………』
中村「ほら教室行きなよ」
聖羅は後ろを気をつけて教室に入る。
坂本「何変な歩き方してんの?」
『…………!?』
坂本「まあいいや、今日昼休み屋上に来てよ。待ってるから」
『う、うん』