この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
歳下の悪魔
第4章  目論見(もくろみ)


「どうして……」
 彼が合鍵を持っているのは分かっていても、つい言葉が零れる。
「凄い荷物だね。まずは片付ければ?」
 そう言われて、冷蔵庫の前へ行く。
 中へ食材を入れていると、和真は悪びれる素振りもなく、私のバッグから機械を取った。
「どう? いい相手は見つかった?」
 内心、ドキリとしてしまう。
「ずっと、聞いてたけどね」
 そう言って和真は、ベッドに寝転がっている。
 今更ながら彼が合コンに行かせたのは、機械を仕込む予定だったからだろう。そう思うと、もう諦めの心境。
 私は、和真から逃げられない。
「一応、部屋着に着替えれば? その服が、シワになったらイヤだろう?」
 どうせ、もう全裸を見られている。
 食材の整理を終え、和真の目の前で着替えた。
「おいでよ」
 ベッドに座っている彼に呼ばれ、脚の間に座らされる。
「この番組、面白いんだよ」
 後ろから私を抱きしめながら、和真はテレビを観て笑っていた。
 私もたまに観る、お笑い番組。1人だと噴き出して笑ったりもするが、今は緊張感の方が勝っている。
「優華。俺のこと、好き? 嫌い?」
 勿論答えは嫌い。でも、そんなことを言う勇気はない。
「俺は、優華が大好きなのになあ」
 それは、いい奴隷としてだろう。この部屋で何をしようと、恋人が訪れることはない。全裸の写真で口封じをし、好きなように出来る。
 私は、和真の奴隷。
 でも奴隷というオモチャには、いつか飽きる時が来るはず。それまで、耐えるしかない。
「終わっちゃったね」
 和真は手元にあったリモコンで、テレビを消した。
「じゃあ、いつもみたいに脱いで?」
 真っ直ぐに見つめられ、視線を逸らしながらも全裸になる。
「綺麗な体だね。でも、もう少しだけ、太った方がいいかな」
 太れないのは、昔からの体質。少し気を抜くと、すぐに痩せてしまう。
「寝て」
 言われた通りにするしかない。
 腕には手錠を掛けられ、縄でベッドの突起に留められる。
 下半身は、また細目の縄で縛られた。
 あられもない格好。
 恥ずかしくても、それが奴隷としての役目。
「可愛いよ。優華……」
「ヤっ……」
 秘蕾を覗き込まれても、隠すことも出来ない。



/131ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ