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碧の島
第6章 優しい人




恵理side


俊也さんはトマトを切って・・・・。


「お前何歳だっけ?・・・って女の子に年聞くのって失礼かッ(笑)」



なんか・・・。


すぐ横にコイツが居ても・・・。


ちょっと・・・大丈夫ッて思った・・・・。


昨日はいきなり触られてビビったけど・・・・。


女は俺の横で・・・。


「あ、・・・私は26です(笑)俊也さんも航さんと同じ年ですか???」


???????


航????


ってやっぱアイツここ来たんじゃん!!!!(笑)


「あーー・・(笑)・・・アイツと同じ、・・・アイツとは幼馴染でね~・・・俺がここに来る事になった時アイツも会社辞めてここ来たんだ~・・・」


そう言って鍋にトマトを入れていくと・・・。


女は俺の後ろを付いて回るッ(笑)


何コイツ・・・犬ッ?????


「いいですね・・・(笑)幼馴染とか~・・・羨ましい・・・・」


??????


鍋を炒めながら・・・・。


女を見ると・・・。


少し寂しそうな顔をした・・・。


・・・・・・・。


「お前はそういうの居ないの?・・・親友とか・・・・。」


そう言ってトマトを掻き回す・・・。


すると・・・。


女はじーーーっと・・・トマトを見つめたまま・・・・。


「一人だけ・・・友人が居ます・・・(笑)」






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