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碧の島
第14章 温もりが欲しい




恵理side



私・・・。


この温もりが・・・。


居心地良い。


俊也さんの硬い胸・・・・。



嬉しい・・・・。


いつからこんな風に思うようになってたんだろう・・・・。





家族が・・・急に・・・私から離れていったのは・・・・。


去年の年末だった。


ギュッと俊也さんのTシャツを掴むと俊也さんは私の肩から腕を・・・優しく撫でてくれたの・・・・。


小さい頃、お父さんとお母さんが・・・良く・・・こうして撫でてくれた。


お姉ちゃんも私に凄く優しくて・・・・。




思い出すと胸が痛くなる・・・・。


この温もりが・・・。


心地いい・・・。


甘ったれな私は一人では生きていけない・・・・。


俊也さんに出逢って・・・貴方の温もりが欲しくなった・・・・。




菜々美・・・・。



それは許されない事なの???



私・・・。



やっぱり一人で居た方が良いのかな。



優しい手つきで髪を撫で・・・私が顔を上げると・・・・。



俊也さんはニッコリ・・・ニッコリ笑ってくれた・・・///////////




この安心する感じが・・・・。



また欲しい・・・。






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