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第16章 恵理ではなく・・・・

良く、家族が亡くなって直ぐにそんなこと出来ますね？？？とか言う人も居るけど・・・。


近くに誰も居なくて・・・頼れる友達も居ない状態だったら・・・誰かに頼りたい誰かの傍に居たいって思うのが普通なんじゃないのかな？？？


それが自然と俊也さんになった・・・。


でも俊也さんはその事件の被害者遺族だって聞いた瞬間あんな感じッ？？？？




まぁ、俺もビックリはしたけどさ～・・・。


何も避ける事はないかなって・・・そう思うけど・・・・。




俊也さんが居なくなった事務所で俺はあの事件をネットで検索・・・・。



事件は年末・・・。



３１日に起きた・・・・。



星野家の父親、母親、長女が殺され次女は外出中。


当初は次女が容疑者ではないかと疑いの目を向けられたが次女にはしっかりとアリバイもあり長女が助けを求め次女に電話をした通話履歴も捜査上残っていたことが確認された。


自宅内に犯人の残したメモがあり、そこには皆殺しにしてやると書かれていた。


筆跡はPCで作成されたメモだった為分からず自宅内からは家族以外の指紋は古い物しかなかった。

なにも痕跡を残さないで僅かな時間で姿を消した犯人は全く特定されず今も捜査は難航。


次女は何者かに狙われている可能性があると警察が判断し身柄を確保している。



・・・・・・・。



か・・・。



きっと桜さんは・・・・。



誰かに頼りたいに決まってるんだ・・・・。