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第21章 産まれて初めての

その頃・・・。


渡嘉敷島


龍平side



あーーーー・・・・。


まだ帰ってこない・・・。


俺はずっと港を行ったり来たり。


遠くを眺め・・・。


ため息。


港に腰を掛け・・・・タバコに火をつけると・・・・・。


「りゅうへーーーーい・・・(笑)」


・・・・・・・。


俺の背後から聞こえる・・・声。


振り返らなくても分かる。


俺の横に座ってきたのは・・・・。


「はぁぁ・・・アイツ等夕方帰って来るってさ(笑)」


俺の横で煙草を吸う航さん。


・・・・・・・・。


泊まった・・・って事だよな・・・・。


そう言う事だよな・・・。


「俺が行けばよかった・・・・」


また・・・。


後悔した。


航さんは俺の肩に手をポンポンッと置き・・・・。


「ごめんな～・・・・俺は俊也の親友だし・・・アイツがまた男を取り戻してくれたことが嬉しい・・・(笑)」


・・・・・・・。


そう・・・言った・・・・。


航さんの顔を見ると・・・。


「今回は～・・・俊也に譲ってやってくれよ(笑)」



・・・・・・・。