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第25章 私が居なくなったら

半次side



久々会った俊也は・・・・(笑)


表情が柔らかくなっていた。


この島に来て店を任せた時、淳と俺で手伝いに来た時は・・・・まだ表情が強張っていて・・・・俺等に素直に気持ちを言ってくる事はなかったし・・・・。


航に何度か連絡をし俊也の様子を聞いても、


普段は休みも返上して店に来て働いていると・・・・。


言葉数も少ないしお客さんと話すとき以外はあまり笑わない・・・そう言って心配してたんだ。



でも今日会った俊也は別人かと思うくらい表情が優しくなっていて・・・・蒼太に聞いたら、


店で料理を作る姿は・・・本当に楽しそうだった・・・と・・・・。


コイツやっぱ飲食系のが合ってんのかな？？？って勝手に思ってしまった・・・(笑)



そして、隣に居る恵理ちゃんはずっと俊也を見てて・・・嬉しそうに笑っていた。


かなり可愛い子だ。



「何処かに行くのか？？？(笑)」


俺が聞くと俊也は笑って・・・・。


「こっちが梅雨入りしたら皆で北海道でも行こうかなって思ってさ(笑)」



・・・・・・・(笑)