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碧の島
第27章 倉田が来た訳



ふらついたマッサンの腕を掴み一緒に居酒屋を出ると・・・・マッサンは一回店の中を見て・・・・。


「明日のランチは何かな?」


・・・・・・・・。


マッサン?


マッサンは下を向いたままポケットから煙草を出し・・・・。


火を付けようとしたけど手が震えてるのか中々ライターが付かない。


だから俺が火を付けてやると・・・・。


マッサンは何度も頷いて煙を吐き・・・・。


「お前の目に狂いはなかったよ・・・・」


・・・・・・・・。


そう言った。



マッサンはゆっくり脚を前に出し、歩き出し・・・またタバコを吸って・・・。



「明日~・・・桜の店はやるかな?」


・・・・・・・・。


道路の向こう側の長屋を一緒に眺めると・・・もうカフェの電気は消え、2階の明かりだけがついていた。


・・・・・・。


「もしかしたら暫くはやらないかもっすね・・・・」


俺もタバコを出し言った。


するとマッサンはまた歩き出し・・・・・。


全く俺の方も見ず・・・・。





「明日~・・・・大物取れたら持ってって、ランチで出せって言っとけ・・・・」



・・・・・・・。



マッサン?



ふわーーーっと・・・・煙を吐き・・・・。



「嘘つきは・・・・」


・・・・・・・。


「あの男だ・・・・・」







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