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碧の島
第28章 一生のお願い




桜side



私が向かったのは・・・。


龍平君の家。


一回だけ行った事があったあの家。


微かな記憶をたどって・・・ひたすら歩くと、龍平君の家があった・・・・。



扉を叩いたけど家に居ないのか誰も出てこない・・・・。



一瞬寝てしまったかなとも思ったけど・・・寝てしまってても朝家から出てくるだろうと思い家の前で待っていたら・・・・。


龍平君が帰って来た。


「桜ちゃんッ・・・・どうしたの?・・・取りあえず入って・・・・」


龍平君はドアを開けて中に入れてくれた。


私が何でここに来たか・・・・。


それは・・・・。


龍平君にしかお願いが出来ない事があったから・・・・・。



私は中に入れてもらいバックをギュッと胸の前で抱きしめ・・・・・。



「あの・・・お願いがあって・・・」



私がそう言うと・・・龍平君は靴を脱ぎ・・・・。



「一回一服したい・・・(笑)お茶出すから入って・・・・」



・・・・・・・・。





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