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第1章 アリョーナの旅路

「アリョーナ…オレ…グロズヌイに帰ることにしたよ…」
「タメルランも…大学をやめるの？」
「ああ…おふくろが…大病で倒れたのだよ…医者になろうと今日までがんばっていたのだけど…オヤジが大学をあきらめて、家に帰れ…グロズヌイで就職をしろと…うちには…おさないきょうだいがいるのだよ…オヤジが働けないから…オレが働いておカネをかせがなくてはならなくなってしまったのだよ…明日…列車に乗って帰ることにしたから…元気でな…オレのことはもう忘れて…オレよりもいい男と幸せになれよ…」

タメルランは、アタシにこう言いまして公園をあとにしました。

タメルランと別れたアタシは、公園をあとにした後、マスコーフスカヤ通りから少し道を外れた露地を通っていました。

その時にアタシは、派手なシャツを着たガラの悪い男ふたりに声をかけられてしまいました。

アタシは、必死になって抵抗をしましたがふたりの男にはがいじめにされまして、ひとけのないところへ連れて行かれました。

「ちょっと…何をするのよ!!離して!!離して!!」

アタシは、必死になって男たちに抵抗しましたが、男たちはアタシの顔を平手打ちでかわるがわるに叩いていました。

（バシッ!!バシッ!!バシッ!!）

「いたい!!いたい!!いたい!!」

（ドサッ…）

その場に倒れてしまったアタシは、数人の男たちに押さえ付けられたので、動けなくなってしまいました。

「離して!!離して!!離して!!」

アタシは必死になって叫んでいたが、リーダーの男に右のくびすじを思い切りかみつかれてしまいました。

（ガブッ…）

「ああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

アタシは、男に右のくびすじを思い切りかまれたあと気絶してしまった…

「おい、あとはうまくやれよ。」
「アニキ!!アニキたちは逃げるのかよぉ…」
「オメー、欲求不満がたまってんのだろ…あとは任せたぞ…」
「アニキ!!」

アリョーナを襲ったグループの男たちは、一番したっぱの男を残してその場から逃走した…

一番したっぱの男は、気絶しているアリョーナのふくよか過ぎる身体をみたので、欲望に負けてしまった…

そして…

気絶しているアリョーナの口にさるぐつわをかませたあと、アリョーナを犯し始めた…