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アリョーナの旅路
第1章 アリョーナの旅路
2013年6月4日のことでありました。

この日、ボブさんの家にボブさんのいとこさんとカノジョが遊びに来ていまして、ボブさんのいとこさんとカノジョはふたりで夕食を作りました。

ダイニングのテーブルの上には、ボブさんのいとこさんとカノジョが作りました手料理がならべられていました。

今日の夕食は、フライドチキンとフライドポテトとグリーンサラダとシーフード料理とトマトポタージュでありました。

食卓には、ボブさんとボブさんのお母さまとボブさんのいとこさんとカノジョの4人がいましたが、アタシはバイトに行きますので食卓にはいませんでした。

アタシがバイトに行く支度が整いまして、赤茶色のバッグを持って家を出ようとしていた時に、アタシはいとこさんのカノジョと大ゲンカになってしまいました。

「あのね!!アタシはこれからバイトに行く時間なのよ!!バイトに行かせてよ!!」
「お気持ちはよくわかりますが、お腹がすいていては…」
「うるさいわね!!晩ごはんいらないと言ったらいらないのよ!!」
「せめてポタージュだけでも…」
「ポタージュもいらないわよ!!何なのよこれは一体!?アタシに対しての当て付けなの!?何とか言いなさいよ!!」
「当て付けではないの…厚意でごはんを…」
「キレイごとばかりを並べないでよ!!あんた!!アタシが料理ができないから、ボブさんのお母さまに頼まれて晩ごはんを作ったわけなの!?そうなのでしょ!!」
「そんなことはありません!!アリョーナさんも、料理がしたかったらお料理教室に行けば…」
「イヤ!!料理教室行かないから!!…と言うよりも、料理教室に行く時間なんか1分もないのよ!!ボブさんの年収が10万ドルと言うことが本当なのかどうかが分からないから、アタシが不足分を稼いでいるのに、あんたたちはアタシにコソコソかくれて何をしていたのよ!?」
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