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第1章 アリョーナの旅路

それから何時間か後に、アタシはヒーラーさんが眠っているベッドから起きあがって、ユニットバスへシャワーを浴びに行きました。

（ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア…）

アタシは、身体に付着しているヒーラーさんのにおいをシャワーで洗い流していました。

アタシは、この時からヒーラーさんのことが好きになりました。

その一方で、グロズヌイに帰ったタメルランはどうしていたのかと言いますと、実家があるグロズヌイに帰ったのかどうかが分からずに音信不通になっていました。

アタシはこの時、ヒーラーさんのことが好きになっていたので、タメルランのことはすっかり忘れていてどうでもよくなっていました。