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第2章 とし子の悲劇・第２部

事件から２日後の８月26日のことでありました。

クソッタレ章介が行方不明になっていることと社長の娘さんとＦさんが亡くなったことと工事が止まってしまったことで建設会社は対応に苦慮していました。

久永さんは、クソッタレ章介に何が起こったのか心配になりまして、警察署に捜索願いを出しまして章介を探してほしいとお願いをしました。

家は、義父母がどうしてよいのか分からずにパニックにおちいっていました。

家族関係は、音を建てて崩れて行こうとしていました。

その頃でありました。

アタシは、８月23日に父の親戚のおじが肝不全で亡くなったことから葬儀に出席をするために１日だけ三原に帰省していました。

おじの葬儀が終わったあとに、本郷町にある斎場に行った時のことでありました。

斎場の待合室でアタシは両親と一緒にクソッタレ章介と離婚をした後のことを話していました。