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第2章 とし子の悲劇・第２部

９月23日のことでありました。

アタシは、福山でのバイト生活をやめた後は三原市の実家に帰省して、身体を休めるためにのんびりと暮らすことを決めました。

この時でありますが、クソッタレ章介の家では新たな問題が発生していました。

家の権利書が、義父母の知らない間に紛失していたことが明らかになりました。

義父母は大パニックにおちいりまして、権利書がなかったら家で暮らして行くことができない助けてほしいと泣いていました。

義父母は、親族が福山市の社会福祉協議会に申請していた老健施設に空きができたので、老健施設に入所することになりました。

クソッタレ章介の家から家財道具が次々と運び出されましてトラックに積み込まれていました。

その間に、義父母は施設の車両に無理やり押し込まれていました。

『住み慣れた家で一生を終えたい』と泣き叫んでいる義父母を、施設の職員たちがだまらせるために殴るけるの暴行を加えてだまらせていました。

施設の職員たちは、義父母をだまらせて車に押しこめたあと、猛スピードで車を走らせて行きました。

９月24日の深夜２時のことでありました。

現場は、広島県庄原市の甲奴分かれの国道の交差点にて…

(キキキキキ!!ドスーン!!)

クソッタレ章介は、国道をひとりでとぼとぼと横断していた時に走ってきましたトレーラーにひかれて殺されてしまいました。

クソッタレ章介をひいたトレーラーは、岡山県方面へ逃走しました。

そして悲劇は、最悪の結末を迎えようとしていました。