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完熟の森
第7章 僕の部屋
翌日の放課後、僕と理音は真っ直ぐ僕の家に向かった。


理音が僕の家に入るのは初めてだった。


学校からは理音の家の方が断然近いし、彼女の両親は共働きで帰りは遅く、兄弟もいなかったから都合が良かったのが理由だ。


僕の家は母さんはパートタイムだから夕方には帰って来るし、美梨がいつ帰ってくるか分からない。

なにかと面倒だと思っていた。

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