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るりいろ(MILK &honey後日談)
第1章 浮気?!

「……おかえり。」

「ひぃっ!?」

 そんなに多くない、休みの日。
 るりが姫ちゃんと買い物に行くと言うので、俺もこっそりお出掛けをした。

 長年の付き合いの、気心の知れたじゃじゃ馬との、久々の逢瀬。
 るりが家に来る様になってからは足が遠退いて、るりが一緒に住む様になってからはすっかりご無沙汰だったから、最初はご機嫌斜めだったけど。
 だんだん調子が戻って来て、すんげー楽しい時間を過ごした。
 楽しすぎたせいで、早めに帰るって言ってた癖に、すっかり帰りが遅くなっちった……。

 もー寝てるかなってそーっと玄関を開けたら、エプロン姿のるりが仁王立ちしていた。


「!?ごめん、遅くなってっ……!」

「……一人?」

「へっ?」

 るりは俺をじろっと睨んだ。

「誰かに、会いに行ってたの?」

「え?なんでっ?」

 睨んでいた目が、細くなる。

「……朝と、髪型が違う……」

「あー!……あー、まあ、そう……かな……」

 会ったって言や、会ったな。髪は、潰れたしwww

「朝、いつもとなんだか感じが違ってたから、気になって……」

「え?そうだった?」

「いつも私が出掛ける時はすごく淋しそうにくっ付いて来るのに、べたべたしないで、うきうきしてたっ……」

「ぅえっ?!」

 そう?そうだった?そんなに俺、うきうきしてた?
 すげーな、女の観察眼……!!

「けど、気のせいかなって、思ってたのにっ……言ってた時間にっ、帰って来なくてっ……」

 るりの目に、涙が盛り上がる。

「うわわわわわわ!!ごめんごめんごめんっ!!ごめんね、遅くなっちまって、心配させてっ!!」

「触んないでっ!」

「え゛」

 ショック……手を、振り払われた……。

「光のばかっ!浮気っ……してきたんでしょっ!?さわんないでっ……!」

「……へっ?」

 遂にぽろっと頬っぺに零れた涙を見ながら、心から、唖然とした。

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