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復讐の味は甘い果実に似て
第6章 絶望へのいざない ~ひかるの告白~
「……もう、痛くないですから……もっと、いっぱい動いていいですよ……。」
 あたしは先輩の耳元でささやいた。
 
 先輩はあたしの言葉に頷くと、あたしの足を抱えるようにして、さらに奥へと突き入れてきた。
「ああっ!……んんっ!……はあっ……はあああっ!」
 その激しい突き入れは、もう甘い疼きどころではなかった。
 背中に電流が走るような強烈な刺激に、あたしの体は仰け反り、頭が真っ白になる。

 そして、先輩の抽送のスピードが上がった。
 もう、あたしは喘ぎ声をあげる余裕すらなくなり、頭が朦朧としてきていた。
 先輩は頬から垂れる汗を拭いもせず、あたしの上で息を荒げ、あたしの膣内の刺激を貪るかのように腰を振っている。

 ああ、先輩、気持ちいいんだ。
 あたしの体で気持ちよくなってくれてるんだ。

「ああっ!……妊娠してもいいから、もっと、膣内にいっぱい精子くださいっ!……ああん、もっと、もっと!」
 あたしはそう叫ぶと、背中に回した手で先輩を抱きしめた。
 汗まみれになった先輩の背中に力が入ると同時に、あたしの膣内で、再び、先輩の射精が始まった。

 もちろん、ピルは飲んでいるから、妊娠の心配はないのだけども、妊娠してもいいから、という言葉の何割かは、あたしの本音だった。
 確かに、もう妊娠してもいいとさえ、思ったのだ。
 お腹に暖かく広がるあの幸せな感じを、また味わえるのなら。
 
 先輩のペニスがドクドクと膣内に精液を送り込むたび、また、あたしに幸福感が広がる。
 あたしはもう、先輩との生のセックスに完全に溺れていた。


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