この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
復讐の味は甘い果実に似て
第3章 復讐への階段 ~明日香の告白~
 わたしが復讐計画のことを浩二に伝えられないまま、大学は冬休みに突入してしまった。
 大晦日に浩二は前橋、わたしは小田原の実家に帰省していたが、とりあえず問題が先送りできることが、今のわたしにとってはありがたかった。
 だが、お正月を終えて東京に戻ってきても、わたしのなかで何も結論は出ていなかった。

 そうこうしているうちに、冬休みが終わり、大学が始まって、いつものように浩二の部屋にも通っていたが、相変わらず、わたしは浩二に復讐のことを何も伝えられずにいた。
 そもそも、浩二にバレなければいいんだ、黙っていればわかりゃしない、とも思ったが、それでは恵梨のしたことと、何も変わらなくなってしまう。

 だが、1月も半ばになり、ついに、わたしのもとに先輩から決定的なメールが届いた。
「復讐の日取りが決定した。2月4日、19時。場所は追って連絡する。」
 わたしの知らないところで、先輩は完全に計画を進めていたのだ。
 あの先輩に限って、もう、この段階で引き返すことはありえない。

 間違いなく、復讐は実行される。
 浩二に話すなら、今しかなかった。

 わたしは覚悟を決めると、震える手で、浩二に電話をかけた。

/237ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ