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復讐の味は甘い果実に似て
第5章 表と裏 ~明日香の告白~
 ……もしかして、と思い、わたしはガラスのテーブル越しに浩二のジーンズを確認した。
 ああ、間違いない。勃起している。
 痛々しいほどに膨れ上がったペニスが、ジーンズの生地を押し上げているのがわかる。

「……それで、あの人に何をされたんだ?」
 さらに詳細を聞いてくる浩二の股間に、わたしは自分の右足を伸ばした。
 そのまま、浩二のジーンズに足裏をあてて、大きく盛り上がった部分に触れた。

「ねえ、浩二、何で、勃ってるの?」
 浩二は驚いた顔で私を見たが、わたしはおかまいなしにジーンズの上からでもはっきりとわかる勃起したペニスをゆっくりと足裏で擦り上げた。
「くっ、うっ、いや、なんか興奮しちゃって……」
 
 ああ、浩二は自覚してないんだ。
 自分のパートナーが他人とセックスすることに興奮する。
 そういう性癖の人はけっこういて、自分がそうだってことを。
 それとも、今回のことで、わたしが覚醒させてしまったということなのだろうか。

 わたしは足の指でジーンズのジッパーを下げ、ジーンズに抑え込まれていたペニスを解放してあげた。トランクスから飛び出た浩二のペニスは、猛々しく勃起していて、すでに先端から、ヌラヌラと先走りが溢れ出ていた。

「浩二は自分の彼女が、他人に抱かれてるのを想像して興奮してるの?」
「……いや、自分でも変だとは思うんだけど……」
 ビクビクと震えながら先走りを溢れさせる浩二のペニスに、わたしは右足を触れた。
 粘り気のある先走りが、わたしの足の指に、ねっとりと糸を引いて絡みついてくる。

 わたしの足を見る浩二の目は明らかに興奮の色を帯びているように思われた。
「ねえ、浩二はわたしの足……好きなの?」
「う、うん、実は……」
 足については、そういう予兆は結構あった。
 セックスのときに、よくわたしのふくらはぎや足裏を舐めたりしてくるからだ。

 別に隠さなくてもいいだろうに。
 わたしの足のどこだって、浩二の望むように貪らせてあげる。
 わたしの足裏や膝裏で、ペニスを擦り上げて、好きなだけ射精させてあげたい。
 浩二の衝動のままに、ほとばしる熱い白濁でわたしのどこを汚しても構わない。

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