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風俗ごっこ
第3章 3 ピンキャバ嬢マリリン
アイシャドーを付けると全くの別人に見える。あたしはドレスの裾を翻しな

がら颯爽と居間に降りていった。

「こんばんは、ピンキャバ嬢マリリンでーす」

「わおう!」

 予想外だったらしく大介は飛び上がって喜んだ。

「葵さん色白いですよね。それに凄い巨乳。こんなピンキャバ、俺、毎日通

い詰めちゃうなあ」

「なにお世辞言ってんのよ、早くここに座んなさい」

「はいはい、あ、今日の契約料です」

 大介はテーブルに5000円札を置く。

「先週より多いよ」

「いや、この衣装見たらこれでも少ない位です。マリリンの指名料込です」

 あたしは無言であたし達を見つめている夫の視線を意識しながら、

5000円札を受け取ってしまい込んだ。

「多く貰ったからサービスしなきゃあね。マリリンにして欲しい事何かあ

る?」

「じゃあ俺の乳首を吸ってもらって良いですか」

「男のくせにそんなとこ感じるの?じゃあ今日はトランクスだけでなくシャ

ツも脱がなきゃ」
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