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風俗ごっこ
第6章 6 本番の無いソープランド葵
 驚いた声を出したけれど、最も恥ずかしい状況は過ぎ去ったようで拒否は

せずにトランクスをおとなしく脱いだ。

「ではバスルームにご案内します」

「えー、もうおしまいなの」

「後でゆっくりして差し上げます」

 エアマットの上に横になってもらう。

「ねえ、この間本当は入っていたんでしょ?」

 またその話題だ。大介にした素股はお尻の割れ目の方にペニスを挟んで、

ま○ずりしながら手で圧迫する最も本番と誤解しやすいやり方で、最も間違

って挿入の事故が起きやすいやり方。誤解するのは仕方ない。

「さあ、どうでしょう」

「否定もしないんだよね」

 そうと言ったら大変なことになるし、否定したら大介はつまらないでし

ょ、そう言ってやりたかった。

「否定した方が良かった?」

 大介はそれには答えなかった。

「今着ているの水着なんですか?金色で凄く綺麗に見える」

「ありがとう。これ一応下着なのだけれど、生地も厚手で水着と言っても良い
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