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風俗ごっこ
第7章 7  ソープランド葵のフルコースメニュー
「うぐぐぐっ・・・」

 少し迷ったけれど、掌に受けた精をあたしは口元に持って行き、唇をつけ

て舐めて見る。

 独特の香りがする。でも決して厭な匂いではない。

 何度も飲まされた彼の精液は、さほど抵抗なく口に含まれあたしは嚥下し

た。

 私の中に精液が入っていく。口に入れて嚥下するのではなく、あたしの身

体に直接注ぎ込まれてみたい。そんな欲望が一瞬だけれど脳裏に浮かぶ。い

やそんな事は出来ない。

 あたしは二度目の放出を終え力を失ったペニスを唇で挟み、綺麗にするた

めに口に含んだ。

 二度の絶頂を迎えた大介は後背位の姿勢から崩れる様にごろりとマットの

上に横になった。

「今日はあっという間に終わっちゃったね」

 もう、今日はおしまいと思っている。

「もうできないの?」

「え?いやそんなことないと思うけど。」

「試して見る?」

「ええ、出来る物なら頑張りたい」
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