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第54章 外編　桂木 美琴 二等陸尉の恥極

　桂木射撃場では、全弾撃って構わないが戦場では薬室に一発残して置くように理由は分かるな！はいっ！
　午前中は、室内射撃場で訓練を終え午後から屋外射撃場でライフル射撃と手榴弾の訓練を終えた、以外にも大介は訓練指導を真面目に的確に行っていた…。
　こうして一週間の基礎体力訓練と基礎銃器に対人格闘等の訓練を終える頃、早朝基礎訓練中に事件が起きた…。
　一機のヘリが基地に降り立った、美琴はランニング中例のマイクロビキニ姿そこへ准尉が血相を変えて駆け込み犬養一等陸士居るか、桂木二等陸尉の訓練を止めろ！
　犬養一等陸士「どうしたんです？」准尉、良いから即刻桂木二等陸尉の着替えを…
「訓練中に悪いな邪魔するぞ！」桂木一等空佐、お早いご到着で…「妹の様子を見るだけだ、対した時間は取らせん！」はいっ…！
そこへ、男達に囲まれたビキニ姿の美琴を、見つけた桂木一等空佐美琴の兄であり空自の英雄と呼ばれる男である。
「担当教官は、誰だ？」慌てる准尉を他所に犬養強が私で在ります！「あれは、何の真似か、中々の余興だが貴様階級は？」
　一等陸士で、在ります…でしょうあの揺れる巨乳が堪りませんよ…失礼ですが上官殿は？
「失礼したあれの兄の桂木翼一等空佐だ」犬養…えっ？
その瞬間、翼は犬養のホルダーから小銃を抜き取り出し２発足元に撃ち込み、犬養が慌て倒れ込んだ側頭部真横に左右１発ずつ「返答次第で、その頭をぶち抜くぞ！」
　その様子に気付いた美琴が慌て駆け込み「兄さん、何事です冗談が過ぎますよお止め下さい！」
　犬養一等陸士は、股間を濡らし震えていた…曹長が銃声を聞き付け駆け寄ると…翼は、意気なり曹長の頭を蹴り飛ばし「貴様が小隊責任者だな？」倒れ込んだ曹長…はいですが、有無を云わさず蹴り上げ「貴様部下にどんな命令をした？言え！」
　曹長…上官とは言え越権行為です、不遇な点は謝りますが銃を撃つのはやり過ぎです桂木一等空佐殿！
　翼、貴様上官に意見するのか「兄さんお止め下さい！」
「犬養一等陸士の銃が暴発したに過ぎん次いで、事故死でも構わないがな！」美琴…この格好は、私が頼んで着てた物ですご迷惑お掛けしました…。
　翼一等空佐「妹がそこ迄云うなら、今回は不問するが…」曹長、分かっております失礼致しました！
　後にこの事が更に美琴を追い詰める事に成る…しかも、それは思いの他早くにその機会が訪れる事に…。