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第8章 8

キスって、私何も出来ないよ。どうしたら良いんだろう………。


｢俺達、本気で1回付き合ってみらんか？｣


困惑している間に唇が離れて、質問されると、


｢はい……1回だけ……｣


何を血迷ったか、頷いていた。


｢マジ………？｣


あんぐりと課長が口を開けて、照れる私を見ると太陽の様に明るく笑う。


｢よっし！よっし！｣


ガッツポーズをしながら。

その姿を見て、私もひたすら照れるのだった―――