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失恋しても好き過ぎる
第10章 10


―――翌日。1泊したHOTELで、朝目を覚ました。


「何だ、起きたのか」

「…おはようございます」


うわぁぁ。横にいる〜。一緒に寝たんだ。夢じゃなかったんだ。怜さんから頭を撫でられながら、隣に寝ている怜さんにドキドキしていると、


「お前、寝顔も可愛いな」


そう言われて、まじで照れてしまった。


「えっ……」


何も面白く返せない!一切冗談が思いつかない!恥ずかしい!


「おっ、照れてんのか?キュンって来たか?」


うるさい!ホントこの人は……!


「ふっ」


焦る私を見て、怜さんはただ笑うだけだった。
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