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失恋しても好き過ぎる
第12章 12


金曜日の夜。私は鷹田君と、カフェで待ち合わせをした。久しぶりに会う鷹田君は、変わらなかった。


「久しぶり」

「お久しぶりです……」


堂々としていて、表情一切崩さず、クール。私なんか、変にドキドキしているというのに。


「あのさ」

「何……?」

「質問して良い?」

「えっ、質問?良いけど……」


質問って何?!そう思いながら、オレンジジュースを一口飲むと、


「何で俺に彼女がいたって分かったの?」


そう聞かれてむせそうになった。



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