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失恋しても好き過ぎる
第2章 2




美嘉は友人の少ない私にとっては、大切な親友である。



勿論私の無残にフラれる姿も、今日まで優しく見てきてくれた。




「月はふられてもめげないとこが凄いから」



「確かに!ツッキーすげぇ!リスペクト!」



「可愛いし」




美嘉の言葉に宮浦君が拍手してくれると、美嘉が微笑みながら私の頭を撫でてくれる。




「ありがとう、二人とも……」




私はそう言いながら、斜め前の鷹田君をチラッと盗み見た。
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