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第5章 5

｢ごめんなさい、課長………｣



｢良いわ、謝らんで｣



｢だって……私、今の好きな人に出会ってなかったら、絶対課長の事好きになってました………。本当に感謝してます｣



｢そう言って貰えるだけで、俺嬉しいから、ありがとう｣




手を繋いで歩きながら、隣で課長が優しく微笑んだ。


何でなんだろうな………。



何で課長をふってまで、鷹田君の事が好きなんだろう。




こんなに鷹田君を思っているんだろう。



恋愛って不思議だ………。