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失恋しても好き過ぎる
第6章 6



「これでも、信じられない?」




抱き締めているよ。


鷹田君が、私を抱き締めているよ。


信じられない?って?


そんなの…………




「信じます!断然、信じます!」




私は鷹田君のTシャツに、木にしがみつくカブト虫の如く、ぎゅっとしがみついた。


ああ〜幸せ〜………


鷹田君に抱き締めて貰ってる〜………。




「そっか。良かった」



鷹田君がそんな私を見てニコッと笑うと、そのまま私の唇にちゅっとキスをした。



「?!」




一瞬だったけど、柔らかかった!


鷹田君の唇!二回目!


ヤバイ、昇天しそう!



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