この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
8月のヒメゴト ~僕と桃香の7日間~
第4章 4日目
少し離れた、見晴らしの良い場所に、ベンチが置かれてあった。丁度いい感じに木陰になっている。
「ちょっと座ろうか」
と、ベンチに腰かけた。
するとももちゃんは、僕の膝の上に、向かい合わせに乗ってきた。僕の体に腕を回した。

「ももちゃん…だめだよ。誰かに見られたら…」
「大丈夫。誰もいないよ」
たしかに、さっきまでは何人かいた観光客が、いなくなっていた。
「お兄ちゃん…ありがとう。こんな綺麗なところに連れてきてくれて」
「ももちゃんのためなら、どこでも行くよ」
「わたしね、お兄ちゃんを好きになって本当によかった…」
「ももちゃん…」

ふたりの唇が近づいて…重なった。
ももちゃんを抱きしめた。
強く抱いたら折れてしまいそうな、華奢な体を。

風が、頭上の木の葉をざわめかせていた。
/238ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ